
シウミン・・・大学4年
カイ・・・大学1年
ルゥハンはあれからメールをしても返事がない。
もしかしたら練習に熱中しているのかもしれない。
でも、連絡がないなんて今まで初めてだ。
ぐつぐつぐつ…
「せんぱーい。」
…
「せんぱーいってば!
冷めちゃいますよー」
はっ…
そ、そうだった。
今は韓国料理の店に部屋会中だった!
「す、すまん…
ぼーっとして…!」
前を向くと目の前にカイ。
何故か近くてどきっとしてしまう。
そしてあっちもびっくりしたみたいで顔を真っ赤にしていた。
「せ、先輩のスンドゥブ…
味見してもいいですか?」
「あ、ああ…」
と、俺のスンドゥブからスプーンで少しだけスープを掬い口にゆっくりと含む。
「あ、あつ…!」
と、スプーンが唇の端に当たりスープをを溢す。
「バカ、舌を火傷したらどうする。」
「す、すみません…」
「大丈夫か?
氷貰おうか?」
と、濡れタオルを頬に添えると手首をやんわりと握られた。
「…ぬ?」
「ミンソク先輩、やっとこっち向いてくれました。」
「む…?」
俺はよく意味がわかっていなかった。
「先輩は、さっきから上の空です…」
「そ、そうか?」
とぼけたフリをしたが、カイは俺を見つめたまま続けた。
「ずっと、ルゥハン先輩のこと考えてますよね?」
「…」
図星だった。
何も言葉が出ない。
「ミンソク先輩」
「ん?」
「俺、強くなります。」
カイの握っている力が強くなる。
「もっと強く強くなりますから…
俺のこと見てください。」
ミンソク先輩は、目が真ん丸に見開いていた。
俺は、ばっくんばっくんに心臓が高鳴っている。
言っちゃった…
言ってしまった!!
俺、こ…告白しました!!
「もちろんだ。」
「へぇ!?」
即答?!
「弟なんだから、当たり前だろ?」
のぉぉぉぉお…!!
しまった!!
"男として…"
と、添えられなかった!
かっこよくうまくいった!!
…と、思ったがダメだったっぽい。
がくっ…
と、項垂れる。
「それに…俺はずっと前からカイを見てる。」
「え…?」
前から…?
「今更見るなというほうが無理だからな。」
「み、ミンソク先輩…」
先輩も、俺のこと少しは…?
「カイに嫁さんが出来るまで見届けないとなぁ…」
と、笑った。
なっ…
「お、俺は嫌です!」
がたん!
と、俺は椅子から立っていた。
「ぬ?」
「ミンソク先輩に嫁…
いや、彼女すら許せませんから!!」
はー
はー…
はっ…
お客がみんな見てないか?
正面を向くと…
ミンソク先輩が、口をぽかーんとして…
俺を見つめていた。
左のカウンターが 60000になった方!
お好きなカプで、お好きなシチュエーションのお話を書かせていただきたいです!
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よろしくお願いいたします。

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