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坂ダ!

***坂道ダッシュ!☆EXOの妄想BL小説です。***

近距離恋愛の事情20完

【チェン・レイ】



なれそめスピンオフ。









結局、あのあとは…


『大丈夫、誰も来ないように"掃除中"にしといたから。』




…なんて言われてあっさり流されてしまった。

次の日も休みだったから、お互いに歯止めが効かなかった気がする。


そのあと、嫌でもそのときのことを思い出してしまって

暫くお風呂に入るのを躊躇したことさえも思い出した。





はぁ…





懐かしいな…あれはもう一年前の話なのだ。

幸せな日々はあっという間なんだと感じる。













「チェン~」




はっとした。

そうだ、今はレイとショッピングしてたんだ。

ぬいぐるみで悩んでいたレイが戻ってきた。





手に持ってないってことは…

買うのをやめたのかな?






俺は心のなかでほっとしながら…

二人で寮に帰った。






─数日後─



練習後、俺は部屋で休んでいた。

トントンッと、ノックをされる。





「はい。」

「チェンくん宅配便きたよ~」

「あ、ありがとうございます!」




駆け寄ってドアを開けた。

寮のおじさんがわざわざ玄関から持ってきてくれたみたいだ。

母から時々お米とか缶詰とか届くからそうだろうと思い込んでいた。





「すぐにチェンくんってわかったよ。

可愛いね。」




え?







「こ、これは…」

















数時間後…

レイが帰って来た。




「ただいまぁ~」

「お帰りなさい、あの…これ」




俺は荷物を見せた。




「あ~、チェンジェルぅ!!

無事届いたんだね!」





チェ…

チェンジェ…?!?!





レイは結局あの怪獣ぬいぐるみを買ったらしい。

…全く、大事にだきしめちゃって。

それに変な名前も付けている。





「触ってみて~チェン

ふわふわで気持ちいいよぉ」

「…触りません。」




寮のおじさんにも似てるとか言われたし。




「えーなんで?!

気持ちいいのに。」



全く、人の気も知らないで!

がしっと尻尾を握った。




「ぁあん!そんな強くにぎちゃだめチェン!

そこはチェンジェルの性感帯なんだからぁ!

もっと優しく、ソフトにぃ…」



せ、せい?!



「あ、あほ!

ただの尻尾やろ!」




「違うもんっ!」







あーもー!

ムカついてしまってレイを押し倒した。





どさっ!





「…チェン、もしかしてチェンジェルに妬いてるの?」

「妬いてません。」

「かわいい…でも、チェンジェルはチェンの分身だから妬いても意味ないよ。」





わかるけど…

それでも買って欲しくなかったのに…

はぁ…ちょっと恥ずかしい。






俺は話を逸らした。

昔の事を思い出したからだ。





「そういえば…レイ、あれはまだ有効なの?」

「え?」

「初めての時に言ったよね?

突っ込まれてもいいって。

俺もしてみたい。」





「…言ったかなぁ?」

「言った!」

「えぇ~」





「ダメ?」





耳元で囁いてみる。

レイがゾクゾクとする場所は勿論わかっている。






「ひゃぁぁ」

「…ね?」





「ん、いい、よ…?」

レイは、脱力してベットに沈んだ。







新しいことをするってちょっとドキドキする。

まずは、愛撫から…?





俺はレイに近づいた。



「んふふ…」



彼の耳たぶを撫でたり…

甘噛みしたり…

時おり唇に触れるだけのキスをする。





そう、いつもレイがしてくれてること。

そうすると、レイが俺の髪を撫でたり肩を撫でたりしてくるんだ。





気持ちいい…

神経がそちらに行きそうになる…

ダメダメ。今日は俺がリードするんだから。




そして、服を脱がすって…難しい。

このままだと捲ることくらいしか出来ない。






「レイ…脱いで。」

「チェンが脱いだら脱ぐぅ。」





仕方ないので脱ぐと…レイが手伝ってくる。

「今日のチェンは積極的だね。」

「え?」




グリンッ

全部脱いだらベットに押し倒された。




「れ、レイ…!

今日は俺が…ぁ!!」




脚を開かされ…

レイが舐めて濡れた指を俺のお尻の蕾に宛がう…




「うん、チェンのいいところを教えてあげる。

ココを突くんだよ?」






それがずぷりと入ってきた。

「ぁ…あぁ!」













結局…

いかされて終わってしまった。





「…レイのあほ。

わざとやろぉ…」



全然力が入らない。

いつもより絶対激しくされた。



「えー?教えてあげただけだよ。

そしたらチェンがもっとって…」




かぁぁぁ…

と熱くなる顔。




「今を大切にしたいっていうかさ。

それに、チェンといつまでこうしてられるわけじゃないじゃない?」

「え?」





「レイ…まさか、留学するとか?」

「いやいや、そんな大袈裟な話じゃないけど。」




え?

ますます意味わからない。




「ど、どーゆーこ…」


ビックリして涙が溢れてきた。

レイはいつも突拍子がない…何を言われるのか怖い。




「チェン!なんで泣いてるの?!」

「だ、だって…レイが…」



ポンポンと頭を撫でてきた。



「泣かないで…そんなんじゃなくてね。

えっと…引かないで聞いてね?」





俺は頷いた。

言われないのも苦痛だ。







レイは一呼吸置いてから話始めた。







「卒業したらさ…ひとり暮らししようと思うんだ。」



卒業…?



「レイって三年ですよね?

次四年ですよね…?」

「うん」




レイはもう次のことを見据えてるんだな…

くらいにしか思わなかったけど。




「チェンも4年になったら、外出が自由でしょ?

…だから、二人で住めるアパートにすもうかなって。」

「…え?」

「そのためには、寂しさを補うためのチェンジェルは必要なんだよ!

チェンが嫌がってるのわかってたんだけど…」




ええぇ?!

なんかその前にさらっとすごいこと言ってる…!!





「あっという間に一年経っちゃったから不安で仕方なくてぇ…

チェンが離れて行かないようにいろいろ縛り付けないと…あ。」





まずいって顔をしたレイ。

そんな顔と目が合う。

「…引いた?」




おずおずと聞いてくるレイ。

「あ、引いても離れないから!!」

「…引くわけないでしょ?」





俺はレイの首に手を回した。





今が幸せ過ぎて…レイの卒業したあとなんて考えたくもなかったけど…。

レイは、今後のこともちゃんと考えてくれてたんだ。






「チェン~!

流石僕のお嫁さん!!」

「よ、嫁?!」




ぎゅ~っと抱き締められて頬や口にキスを繰り返された。

俺も抱き締め返す。




「一緒に住んだら、あれして!」

「あれ?」

「裸エプロン」

「…嫌です。」





「お尻丸見えで料理をするチェン?

ああ、味見したい…

あ~妄想したらちょっと興奮して来ちゃった!」





「ちょ、ちょっとレイ…!!」

「あ、エプロンも買わないとぉ!」







と、いうことで…まだまだ幸せは続きそうです。







【終わり】


すみません、遅くなりました。

お話しは終わってしまいましたが、本編でいちゃこらかけたらいいなと思ってます。



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コメント


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幸せすぎの二人

成程~。

一年前こんなことが。

で、付き合って一年なんですね。

来年は一人暮らしのレイ先輩…すでにいろいろ計画中みたいですが。

チェン君体力さらにつけておかないと…笑

裸エプロン!!!!!

マニアックですね。

レイ先輩よほどチェン君のお尻が好きみたいです。^^

チェンジェルが抱きしめすぎてぼろぼろにならないことを祈ります。

完結おめでとうございます。

最後、二人の未来まで想像できて素敵なラストでした。

お疲れ様でした。

^^

本篇の二人にも期待します。

roiniy | URL | 2016-05-07(Sat)20:54 [編集]


ほぉ〜❤︎

先が あるって
幸せですね
ちぇんちぇん(*^^*)
それを考えてた
レイさん 男前!
攻守入れ代わるのは
難しそう…(≧∇≦)
でも 2人が
ラブラブなら❤︎

お疲れ様でした。
ありがとうございました。
楽しかったです(*^^*)
本編も 期待❤︎です。

rabikina | URL | 2016-05-08(Sun)00:11 [編集]


Re: 幸せすぎの二人

roiniyさん

なれそめはこんな感じだったのです。
見事にチェンは釣られた…いや、お互いに引かれ合ったのですね!!
レイは既にこの先のことも計画中…
チェンは抜け出せませんね…(笑)
え?マニアックかしら?レイは本当にいろいろ考えてますねぇ…
チェンジェルは確実にぼろぼろでしょう…(笑)

終わらせられてよかったです。
余裕があれば未来も書きたいですね。

日色 | URL | 2016-05-08(Sun)21:20 [編集]


Re: ほぉ〜❤︎

rabikinaさん

攻守…無理でしたね。
結局「攻め方を教えてあげる。」って言われて同じことになりそうです。
お、レイ男前ですか?ただチェンを離れないようにする計画が緻密?というか段取りを考えているというか…なかなか恐ろしい子ですよね。

ありがとうございます。
本編はどうなるかねぇ…唖然

日色 | URL | 2016-05-08(Sun)21:24 [編集]